コラム───
算命学ってなに?
今から数千年もの昔、中国戦国時代の鬼谷子の創案による戦略の書から生まれた、と云われ、戦国の世から中国の王族の中で一子相伝の形で継承されてきた秘伝です。それを、日本において、人間探究の学問として世界に深く研鑚したのが呉家算命学十三代宗家文学博士の故高尾義政先生です。
この算命学には、古代中国より生き抜いてきた人間たちの知恵が凝縮されています。その人の生年月日から生まれた宿命、運命を読む複雑で奥深い算命学。
宿命とは、この世に生まれた瞬間に大宇宙から与えられたその人の本質で変えることのできないものです。運命とは、その人の選択いかんによって変えることのできるもの。自分で、自分の本質にあった環境を整えれば、自分の運命は軌道修正することが可能なのです。大いなる自然界から学び、さまざまな角度からその人の本質世界を探究し、星からのメッセージを解読する学問が算命学なのです。
算命学について思うこと
算命学を勉強し、実践研究をつづけるにつけ、確固たる実感を得ることが出来ました。
どのような環境にいる人でも、人間には皆、総ての人に運のバイオリズムがあります。
良い時ばかりではなく、悪い時ばかりでもありません。この自分のバイオリズムをどう捕らえるか、どのように感じるかで成功、不成功の結果として表れるのです。
今、私がわずか20年余りの期間にお目にかかり経験を通しての結果をつくずく見て行きますと、上手に自分の運を使い、良い時に挑戦し、悪い時にはそれなりの行動を取られた方々は自分の最低だった時には考えてもみなかった程の発展、成長を遂げられ、本人が感心、びっくりしておられます。また一方、悪い時に止めたほうが良いというのに、今、先の事を考えると今しなくてはと、無理押しされた方は、それなりの結果が数年後に確実に出ておられるのです。まさに算命学、伝承の先人達の教えは今更ながら驚くばかりです。
また、どうしても、その方の宿命の運に乗れない方は、その方の物の見方、考え方に問題があり、その方の持っている星を活かせていない、と言うことで残念な事です。
この算命学に携わってきて、ご縁のあったすべての方が、その人らしく、幸せを感じて欲しいと心から願い、祈る思いで毎回のご相談にのらせて頂いております。
またそれが今の私の生き甲斐なのです。
私もまだまだ学ぶことばかりの毎日です。
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